快適すぎる!フレックスタイム制度とは?(一般企業を知ろう第1弾)

フレックスタイム 医療従事者【働き方】

 

こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。

 

医療従事者のほとんどは一般企業に勤めた経験がなく、医療機関一筋です。

 

もし、医療従事者を辞め、一般企業に転職した場合には医療機関とは違い様々な働き方があります。

 

その中の一つがフレックスタイム制度です。

 

医療従事者が体験しない働き方であるフレックスタイム制を解説します。

 

フレックスタイム制度とは?

 

 

フレックスタイム制とは、あらかじめ定めた総労働時間の範囲内で、労働者が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決められる制度のことです。

 

 

例えば、フレックスタイム制を利用すると、9時~18時まで会社にいる必要はなく、

予定がある場合は、9時~16時まで勤務し、16時以降はプライベートに充てることができます。

 

その代わり早く帰った分、他の日に多く働き、定めた総労働時間におさめるという働き方になります。

 

じつはこのフレックスタイムは、日本国内での導入は1988年から始まっていました。

 

現在では共働き夫婦や育休を取得する男性など、多様な働き方が増えており、それに合わせてフレックスタイム制を導入する企業が増えてきています。

 

 

通常の勤務形態とフレックスタイム制の違い

 

フレックスタイム

 

 

 

フレックスタイム制と通常の勤務形態の違いを比較しながら解説します。

 

 

通常の働き方だと、9時~18時までのように勤務する時間が定められています。

始業時間に出社し、定時まで働くのが基本です。

 

通常勤務の場合:

毎日勤務時間が決まっており、社員全員が揃って行動ができ管理がしやすくなります。
しかし、一人ひとりプライベートや業務内容・進捗状況などの事情が違うことに対応できません。
つまり一律で決まった勤務時間でないほうが適している場合もあるのです。

 

 

フレックスタイム制の場合:

コアタイム以外の時間の出社や退勤は自由です。
たとえば、11時~15時がコアタイムだった場合、11時に出社をして15時に退勤をすることも可能です。
自分が最も働きやすいように時間を決めて働くことができます。

 

もちろん、決められた期間内での総労働時間は守らなければなりませんが、それをクリアすれば、自分で自由に働くことができるのです。

 

 

コアタイムとフレキシブルタイムとは?

コアタイム

 

コアタイムは、労働者が一日のうちで必ず働かなければならない時間帯のことです。

 

会議や他社との打ち合わせなど必ず出勤してほしい時間帯が提示されています。

 

必須で設けなければならないものではありませんが多くのフレックスタイム制を取り入れている会社ではコアタイムを取り入れています。

 

 

コアタイム、フレキシブルタイム

 

出典:厚生労働省:フレックスタイム制のわかりやすい解説&導入の手引き

 

 

フレキシブルタイム

 

フレキシブルタイムは、労働者が自らの選択によって労働時間を決定できる時間帯です。

 

フレキシブルタイムの時間帯も、コアタイムと同様に、労使協定で自由に定めることができます。

 

早くから出勤して業務を片付けたり、夜に用事がない場合は遅くまで残ってみたり逆に早く帰ってみたりなど自由に調整が可能な時間帯です。

 

 

フレックスタイム制度のメリット・デメリット

 

 メリット➀:通勤ラッシュを避けることができる

 

 

フレックスタイム制で出社時間をずらすことができます。

そのため、朝の満員電車で、会社に着く前には疲労困憊といったことはなくなります。

 

たとえば、10時に電車に乗って11時に出社、帰りも通勤ラッシュを避けて17時に退社すると通勤ラッシュを避けて勤務をすることが可能です。

 

朝が弱い人にもありがたい制度です。

メリット➁:ワークライフバランスを保てる

 

たとえば、先週は仕事が忙しかったので毎日9時~21時で働いた分、翌週は朝11時出勤で、17時帰りにして家族とゆっくりするなど調整してプライベートを充実させることが可能です。

 

共働き夫婦の家事分担や子どもの送迎なども行ないやすくなります。

 

メリット➂:生産性の向上を期待できる

 

フレックスタイム制の導入によって、労働時間を効率的に配分できるため、労働生産性の向上が期待できます。

 

例えば、月初と月末が忙しい業務であれば、そこだけを重点的に出勤時間を長く取れます。

中旬はコアタイムのみの出勤だけにするなど効率的な働き方が可能です。

 

メリット➃:優秀な人材の採用や定着の向上につながる

 

フレックスタイムを導入は働きやすい環境作りの一つです。

 

自分で計画を立て、目標に向かって行動できる人が育つため働きやすいく、人が辞めなくなり、その結果、定着率がアップします。

 

また、採用の際にもフレックスタイム制があることで優秀な人材の確保にもつながります。

 

デメリット➀:導入できる職種が限られやすい

 

フレックスタイム制を導入している企業には、情報通信業や研究、営業職などのサービス業などが多いです。

 

これらはチームで仕事をすることもありますが、1人で行える仕事や時間の融通が利きやすい仕事も多いため、フレックスタイム制と相性は良いです。

 

逆に、医療や福祉、教育、飲食業などは対面でのサービスやチームで動くことが多いため、シフト制の方が向いています。

 

デメリット➁:自己管理ができない人には向かない

 

 

自己管理が苦手で時間にルーズな傾向のある社員にフレックスタイム制を適用すると、仕事に対する意識がそがれ、業務効率が悪化する恐れもあります。

 

従業員の自主性に委ねる部分が大きいため、そこに対して会社でフォローしていく仕組みが作り、うまく活用していく必要があります。

 

まとめ

 

医療従事者が知らない働き方は沢山あります。

 

病院ではあり得ない働き方ですが、一般企業には既に浸透しつつあるのです。

 

医療機関以外への転職を検討している方は、下記の記事も参考にどうぞ

 

理学療法士が病院・施設以外で活躍できる働き方とは?
理学療法士は病院や施設などの保険領域で働く方が多いです。しかし、それ以外で活躍できる働き方を知っていますか? この記事では、医療・介護分野以外で理学療法士の資格が活かせる働き方を紹介します。

 

 

コメント

error: 不具合が生じました。
タイトルとURLをコピーしました