求人票の罠!!転職時に注意すべき求人票の正しい見方を解説

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こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。

 

医療従事者の皆様、転職時は求人票を見ながら転職先を選びますよね?

 

求人票の記載を正しく見ることができていますか?

 

 

勤め始めてから、記載していた内容と違う!思っていた金額や待遇と違う!

とならないように求人票から読み取り、情報を正しく理解し転職に活用しましょう。

 

今回は、転職時の注意点!求人票を正しく読み取る方法実例を交えて解説します。

 

 

求人票を正しく読み取る方法

 

求人票に記載されている主な項目

 

求人票に明示すべき事項については、具体的には以下の項目が掲載されています。

 

 

労働条件 初任賃金
昇給
賞与実績
従事する仕事の内容
交通費
雇用形態
社会保険の有無
勤務時間勤務地
休日休暇
残業時間の目安
会社概要 事業内容
社員数
設立日
年商
資本金
選考方法 求める人物像や選考の流れ
必要な提出書類

 

詐欺求人は存在する

 

現状と異なる求人票は当たり前に存在します。

 

特に、個人・家族経営のクリニック・小~中規模の病院や事業所などは

求人情報の更新を定期的に行なっていません

 

また、最近では無料でネット求人を掲載できるサイトが多く、求人票の内容が各サイトで

違うことなどがみられます。

 

横行する「求人詐欺」の実情 これだけ厳しい措置に政府が乗り出した理由(今野晴貴) - 個人 - Yahoo!ニュース
実際の労働条件よりも高い給料や手当で募集する「求人詐欺」が日本社会ではびこっている。今月から就職活動が解禁された大学生も、卒業後の就職先を探す際には特に「求人詐欺」かどうか注意して労働条件を確かめるべ

 

 

求人票の嘘を正しく見極めよう

 

応募者を集めるために誇張したり、抽象的にしたりしている場合が多いため

どういう点に注意して求人情報を見ていけば良いかを解説します。

ウソ➀休日について

求人

 

休日は必ず確認するべき点です。

 

例えば、「完全週休二日制」です。

 

「週休二日制」と書いてあっても「完全」と書いてなければ、2日休めない週があるという事です。

 

週2日の休みが月に1回だけでも「週休二日制」と記載している場合もあるため、注意しましょう。

 

次に年間の休日日数についてです。

 

例えば、年間休日120日と記載しているにも関わらず、

それを有給休暇も含めた日数で表現しているような悪質なケースもあります。

 

基本的には有給休暇は含めません

 

 

記載されている休日日数以下に該当しないか確認しましょう。

➀会社カレンダーによるものか
➁有給も含んだ日数なのか
➂休日出勤の頻度など 

 

 

【病院で実際にあった事例】

・土日祝休みだが、5月のGWや9月のSWなどの大型連休は交代で強制出勤
・固定シフトによる出勤の休日に祝日が被ると振替休日が貰えず休日が一日消失する
・大型連休は勝手に有給休暇で休んだことにされているetc.

ウソ➁残業手当

 

求人

 

求人票には残業の有無と、月の平均残業時間が記載されています。

 

残業時間は労働基準法により月45時間までと決められているため、

これに近い時間が書かれていたら注意が必要です。

 

残業についても、求人票では月20時間程度と記載されていても、実情は50時間以上だったということもあります。

 

 

【病院で実際にあった事例】

・月の残業時間が17時間までと決められていた。それ以上はサービス残業。
・到底終わらない業務量なのに残業申請を承諾してくれない
・固定残業手当20時間分を支給されているので絶対定時で帰ることを許されないetc.

 

 

求人票で月の平均残業時間が20時間と書かれている求人は慢性的に残業を強いている病院と思って間違いないです。

 

 

ウソ➂昇給について

 

求人

 

 

昇給について「昇給 年1回」といったように回数だけの表記は要注意です。

 

500円の昇給であっても、10000円の昇給であっても、同じ1回です。

 

誠実な企業や病院であれば、

1回あたりの平均昇給額や昇給レンジが記載されています。

 

もし、全く記載がない場合は面接で質問しましょう。

 

 

【病院で実際にあった事例】

・昇給は人事考課を加味しているとはぐらかされ、毎年全員1000円の昇給のみ

ウソ➃雇用体系について

 

求人

 

求人票をチェックする際、雇用体系についても確認しましょう。

 

多くの場合は、正社員、契約社員、アルバイト、パート、派遣社員のいずれかで分けられます。

 

この雇用体系によって、給与や休日、社会保険の条件なども変わってくる可能性もありますのでチェックするようにしましょう。

 

様々な面で「正社員」が有利ですので、確認しましょう。

 

契約社員はあらかじめ雇用期間が決められています。アルバイトは短時間労働者を指します。

 

 

【病院で実際にあった事例】

・試験期間の3ヶ月は契約社員。以降は正社員と聞いていたが実際は、正社員になるためのテストや面接があり不合格になると正社員になれない。

・契約社員として1年間働けば正社員へ昇格できると聞いていたが、実際は所属長の推薦が必要で、気に入られなければ正社員になれない。etc.

 

ウソ➄勤務時間

 

時間とお金

 

求人票では、一般的な勤務時間は固定制で、○時~○時と書かれています。

 

労働基準法で1日の勤務時間は8時間以内と定められています。

 

シフト制では日によって勤務時間が変わるため、注意が必要です。

変形労働時間制や裁量労働制などの特別な勤務時間制が記載されていないかも確認しましょう。

 

 

 

【病院で実際にあった事例】

・クリニックなど中休みがある場合、午前診療と午後診療の間は休憩として勤務時間にカウントされないため実質拘束時間が長時間になる。

ウソ➅手取り給料

 

求人

 

 

求人票に記載された基本給+諸手当の給与額は実際にもらえる手取り金額ではなく、額面金額です。

そこから所得税や住民税、そして、各種社会保険料が控除されることになります。

 

その額については、おおよそ2〜3割控除されるので注意が必要です。

 

 

給与形態には、完全月給制、日給月給制、日給制、年俸制などがあります。

 

完全月給制は欠勤をしても引かれませんが、日給月給制では欠勤分が引かれます。

 

「月給制」とだけ書かれている場合は、完全月給制と日給月給制のどちらを指すのか注意が必要です。

 

 

【病院で実際にあった事例】

・求人票では給与25万円~という表記であったが、実際は基本給10万円+諸手当15万円
・給与30万円表記、実際はインセンティブを含んでおりノルマ未達成では20万円程度
・給与の天引きに職員旅行の積立金が毎月引かれていた。

ウソ➆賞与について

 

お金

 

賞与は必ずしも会社側が支払う義務があるものではありません

 

求人票には、支給回数だけ記載されているもの、支給月数や支給額まで記載されているものなど記載内容が異なります。

 

賞与は、過去の実績が載っていますが、〇ヶ月分というのは基本給で計算されます

 

 

【病院で実際にあった事例】

・賞与5.5ヶ月分と記載されていたが、基本給が10万円のため少額であった。
・賞与4.0ヶ月分と記載があるが、夏は寸志。冬に満額という形をとっていた。
・賞与の記載があるが、勤め始めて1年目は賞与がない決まりがあった。etc.

 

 

ウソ➄保険について

 

 

保険は主に雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金、財形、退職金共済などの、加入している保険が記載されています。
正社員であれば、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金は必須条件です。
【病院で実際にあった事例】
・退職金制度ありと記載があったが、共済や積立制度を利用しておらず給与天引きor自己加入型に入らなければならなかった。

まとめ

 

抽象的な内容は必ず、転職エージェントや面接時に確認しましょう

 

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求人票に記載されている仕事内容と、実際の仕事内容が違っていたというケースで

退職を余儀なくされる方が多いため、必ず不明な点は確認するのがよいでしょう(‘ω’)ノ

 

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