療法士が陥りやすい投資失敗パターン①『毎月分配型投資信託』

資産運用&副業

こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。

 

近年では、若者の間でも投資ブームが到来しています。

 

投資信託の中には毎月分配金がもらえる投資信託というものが存在します。

 

毎月15%の分配金が得られるなどの誘い文句でネットやSNSを中心に初心者を誘導します。

 

初心者は毎月分配金を受け取ることで、精神的な安定を得ています。このような投資信託を『毎月分配型投資信託』と言います。

 

しかし、毎月分配型投資信託には致命的な欠陥があるのです。

 

今回は、初心者が騙されやすい投資信託購入パターンの1つを紹介します。

 

 

療法士が陥りやすい投資失敗パターン①『毎月分配型投資信託』

 

 

 

 

 

毎月分配型投資信託の欠点

 

 

 

 

『毎月分配型投資信託』の保有者は毎月分配金を受け取っていると思いがちですが、

 

分配金と思っているものは実は元本から支払われているパターンが殆どです。

 

タコが自らの脚を食べる様からこれを俗に『タコ足配当』と言います。

 

 

 

投資信託の分配金の種類

 

 

 

 

投資信託からの分配金は大きく分けて2パターン存在します。

 

 

・普通分配金:投資信託の運用益から支払う分配金
・特別分配金:元本から支払われる分配金『元本払い戻し金』

 

 

多くの毎月分配型投資信託は、規定の運用益に到達しなかった場合、元本を取り崩し分配金を支払う構造になっています。

 

つまり、元本を分配金として受け取るということは意味がない以上に実質的にマイナスになります。

 

 

 

毎月分配型投資信託が実質的にマイナスになる理由

 

 

 

理由①購入手数料を支払っているため

 

 

 

 

毎月分配型投資信託を購入するために、購入額の数%を購入手数料として支払い投資信託を購入しています。

 

その元本が分配金として戻ってきているので、手数料を支払って元本を受け取るという本末転倒なことが起きています。

 

また、毎月分配型投資信託は販売手数料や信託報酬が高いファンドが多いことも問題です。

 

 

理由②福利効果が薄くなる

 

 

 

 

毎月分配型投資信託は元本を分配金として支払うため、投資元本が減少します。

投資対象の相場が上昇しても、得られる運用益が少なくなってしまうのです。

 

 

 

例えば投資元本の残高が100万円の場合、20%の上昇で120万円になります。

 

しかし、元本を特別分配金として支払い、投資元本が80万円となっている場合、同様に20%上昇したとしても、96万円にしかなりません。

 

 

これが、長期になればなるほど運用益に差が出てきてしまいます。

 

これが複利効果が薄れるという状態です。

 

 

 

理由③分配金再投資にしてもマイナスになる

 

 

 

受け取る分配金を再投資すれば、その他の投資信託と同じように運用益を得られると考えるのは間違いです。

 

なぜなら、運用益から出る普通分配金には税金がかかるためです。

 

普通分配金の税率は所得税15.315%(復興特別所得税を含む)と住民税5%を合わせて『20.315%』です。

 

 

つまり、税金が差し引かれた後の分配金を再投資に回すことになり税金分が無駄になり結局、複利効果が薄れます。

 

 

 

まとめ

 

 

初心者に毎月分配型投資信託はおすすめしません。

 

毎月分配金が入ると精神的にも安定し、生活の足しにもなります。

 

しかし、投資において儲けを目的とするならば元本を取り崩すような分配金を出す投資信託は本来の目的から外れています。

 

各々の性格や生活水準を参考に投資信託の中身や仕組みを理解して投資に取り組みましょう。

 

 

 

 

 

 

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