こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
投資詐欺の手口【ポンジスキーム】という言葉を知っていますか?
世の中の投資詐欺のほとんどは、このポンジスキームを応用した詐欺がほとんどを占めます。
今回は投資初心者に注意してほしい【ポンジスキーム】の手法を解説します。
投資詐欺の手法、ポンジスキームとは?
ポンジスキームとは
名称は詐欺師チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)の名に由来。
日本語では「自転車操業」とも呼ぶ状態に陥り最終的には破綻します。
例えば、「利回り50%、2年で投資額が2倍になる」という謳い文句の投資案件があったとします。
怪しいと思いつつも利回り50%なら「リスクの高い投資案件」と割り切ればと思いつつ投資してしまうかもしれません。
本来なら運用益で利回り50%の配当を出すのは不可能に近い話なのですが、集めたお金をそのまま配当に回してしまえば「(見かけ上の)利回り50%」は実現可能になるのです。
ポンジスキームの仕組み
健全な投資
ポンジスキーム
ポンジスキームの凄いところは、昔からある詐欺手法であるにも関わらず、いつの時代も騙される人が沢山いるという点です。
まず、疑いながらも1回でも利回り50%が出たならば、出資者はもっとお金を預けたいとなってしますのです。
身近に潜むポンジスキームの事例
➀仮想通貨を使ったポンジスキーム詐欺
韓国では2017年9月から2018年1月にかけ、価値のない仮想通貨を発行し資金を調達するというポンジスキーム詐欺事件がありました。
上場予定などを巧みにうたって資金を集め、その一部を配当金として支払っていました。
➁バーナード・マドフ事件
バーナード・マドフは、世界初の電子株式市場を開始したNASDAQの会長まで務めた人物です。
25年にも及ぶ詐欺行為はリーマンショックを機に発覚し、マドフは逮捕。
懲役150年を言い渡されました。この事件は、「ウォール街最悪の詐欺事件」と言われています。
➂トランクルーム投資や太陽光発電投資によるポンジスキーム
先に投資商品を購入する形をとらせ、その購入費から毎月・毎年配当として分配するされます。
出資者が多くなり、掛金が最高に達したところで会社等を計画倒産させます。
➃証券会社や私募ファンドが扱う毎月分配型の投資信託
証券会社や銀行で買える毎月分配型のファンドは合法ですが、内容はポンジスキームを利用した詐欺商品と同等です。
理由は高額な手数料であり、分配金はタコ足配当であるためです。
利益が出ていない場合、本来配当金は出ませんが基準価格を下げてまで配当金を出してしまいます。
つまり、自分達の掛け金を切り崩して配当金を出しているのです。
騙されないための対策
➀高額な利回りは信用しない(相場を知る)
世界最高の投資家であるウォーレンバフェットの平均利回りは22%です。
つまり、投資を始めたばかりの初心者が継続して20%や50%の高利回りを出せるはずがないのです。
全世界株式に投資した場合の利回りで平均5%~7%であると言われています。
まずは、上記を知っておくことが重要です。
➁仕組みを理解してから購入する
瞬間的に利回り20%が出せることがあるかも知れません。
しかし、その場合は必ず相応のリスクを背負っていることを理解しなければなりません。
リターンの高さ=リスクの大きさであることを理解しましょう。
➂「確実に儲かる」や「元本保証」を信用しない
元本保証という言葉や上記の甘い台詞を聞いた場合、詐欺案件であると言い切れます。
➃月利で配当を出す場合は詐欺である可能性が高い
配当月1%でも年利12%以上です。
上記でも説明しましたが、健全な投資の場合、出資者からお金を集めてから運営していくためには時間がかかります。毎月安定して1%以上成長させることは不可能と言えます。
もっとわかりやすく単純に説明
年利30%の投資案件があったとして毎月5万円を10年間投資すると、、
なんと元本600万円で3671万円まで増えることになります。
こんな夢のような投資を誰かに紹介すると思いますか?
自分でやればいいと思いませんか?
まとめ
投資で大事なのは失敗しないこと、騙されないことです。
勝つことより負けないようにする努力をしましょう。
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