どの医療職種を目指すのがコスパが良いのか?(なりやすさと報酬=コスパ)

検証2 転職&スキルアップ

こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。

 

日本の教育方針や著名人の演説では【やりたいことを仕事にする】

【好きなことを仕事にする】などをよく聞きます。

 

本日は医療系職種4種になるまでにかかる年数と費用を報酬と比較しコストパフォーマンスがよい職種を解説します。

 

コストパフォーマンスを表すPOTスコア

 

POTスコアとは、

その職業の年収の中央値と最低賃金の差額÷その職業になるまでの総費用(学費など)

 

で表すスコアがPOTスコアというのものです。

これが高ければ高い程、学費に対して稼げる金額が高いことを表します。

 

POTスコアの比較(医療系職種4種+α)

 

医療系資格

 

今回は理学療法士・看護師・放射線技師・医師で比較します。

 

最低賃金の年収は全国時給平均901円ですが、

今回は時給1000円 を年収換算し 年収200万円、月収16.7万円として計算しました。

 

学費は全て私立学校のランキングの中央値を採用しました。

 

 

職種

総費用(学費)

給与の中央値と最低賃金の差額

POTスコア

医師

2700万円 1100万円 0.40

放射線技師

570万円 318万円 0.55

看護師

360万円 270万円

0.75

理学療法士 380万円 155万円

0.40

ITエンジニア 460万円 400万円

0.86

 

POTスコアのみで判断すると医師が一番コストパフォーマンスが悪いことがわかります。

 

しかし、医師の年収は開業医と勤務医で大きく変わります。

さらに医師の中には副業からの収入を多く得ている先生方が多く、今回は計算では加味していません。

 

しかし、開業権もなく副業収入も少ないであろう理学療法士のPOTスコアは医療系職種の中でもダントツに低いことがわかります。

 

生涯年収から比較

 

次に厚生労働省からのデータを基に22歳から59歳までを生涯年収とし、賃金構造基本統計調査の年齢別データを加算して生涯賃金を算出しました。

 

職種

総費用(学費) 生涯年収

スコア

医師

2700万円 約5億400万円

18.66

放射線技師

570万円 約2億1000万円

36.84

看護師

360万円 約1億8800万円

52.22

理学療法士

380万円 約1億7700万円

46.57

ITエンジニア

460万円 約2億1900万円

47.60

 

やはり、医師の生涯年収を加味してもスコアが伸びず、コストパフォーマンスが悪い職種となりました。

 

厚労省からのデータを引用し分析しましたが、

医師は6年学校に通い、そこから更に3年間研修を行ないます。つまり最短で9年かけ医師として活躍できます。

 

前述した通り、医師などの働く場所や勤務形態が概ね自由の利く職種では収入に差があります。

しかしコスパ的には多くの方が思い描いてるような高給取りではないのかも知れません。

 

検証結果

 

結果

 

今回の検証では看護師が医療系職種4種で一番コスパがよく医師が一番コスパが悪い職種であることがわかりました。

しかし、資格を取得するまでの期間や国公立or私立、専門or大学など様々な条件を加えるとまた結果が変わります。

 

 

そしてプラスαで加えたITエンジニアは昨今需要が増加し、今後も伸び続ける職種と言われています。

POTスコアや生涯年収からの比較でもコスパのよい職種に分類されると考えられます。

 

まとめ

 

これからの学生や転職希望者は何がやりたいのか?だけで将来就く職業を決めるのではなく、

将来的にその仕事で食べていけるのか?を考える必要があります。(‘ω’)ノ

 

 

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