こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
いよいよ、共通基礎課程の導入が目前に迫ってきました。
もしこの共通基礎課程導入が決定すると、介護福祉士を始め、理学療法士・作業療法士から看護師や放射線技師へのキャリア変更が2年で可能になるかも知れません。
今回は、こっそりと進められていた『共通基礎課程の導入について』と年収UPが狙えるキャリアプランを解説します。
共通基礎課程の導入とは?
『共通基礎課程』とは、この制度が導入されると、医療福祉系の資格で現在別々に組まれているカリキュラムの一部を共通知識として受講が免除され、資格取得にかかる時間を短縮させることができます。
例えば、現在理学療法士の国家資格を取得していても、看護師になりたいと思った場合は最低でも3年間看護学校に通わなくてはいけません。
しかし、この共通基礎課程が導入されると最初の1年で履修する基礎部分は共通となり2年の在籍で国家資格を受験することができるのです。
看護師や理学療法士など12資格が対象
対象となる資格は、次のようなものが示されています。
導入は2021年度を予定しております。
どの職種にキャリアチェンジするのが良いのか?
おすすめは看護師・診療放射線技師・臨床検査技師であると考えられます。
各職種を推す理由を解説します。
➀看護師
・比較的高額な年収(コメディカルで第2位)
2019年の賃金構造基本統計調査では看護師の平均年収は482万9100円でした。
(平均月収:33万4400円 ボーナス:81万6300円)
女性:481万3600円(平均月収:33万3300円 ボーナス:81万4000円)
・幅広い就職先
保育園・幼稚園や訪問看護事業所、製薬会社などの企業、美容系クリニック等活躍の場がさらに増えています。
・圧倒的な業務独占
看護師の業務である注射や点滴、採血といった医療行為は専門的な知識と資格が必要となるため、他の医療系職種の追随を許しません。
➁診療放射線技師
・高額な年収(コメディカルで第1位)
2019年の賃金構造基本統計調査では診療放射線・診療エックス線技師の平均年収は501万9500円でした。
(平均月収:34万6200円 ボーナス:86万5100円)
男性:520万4300円(平均月収:35万9700円 ボーナス:88万7900円)
女性:464万200円(平均月収:31万8500円 ボーナス:81万8200円)
放射線技師の場合、年功序列で順調に昇給していくことが強みです。そのため若手の頃の収入はサラリーマンの平均と同程度となります。
・圧倒的に楽な業務内容
放射線技師の業務内容は数年やれば覚えることがなくなると言われる程、ルーティンワークです。
ボタンを押すだけで飯が食える仕事とも言われるほど負担が少なく勤続年数が長くなる傾向があります。
逆に、AIの進歩により無くなってしまうと言われる職種でもあります。
・お得な手当が多い
放射線技師は撮影で被爆すると考えている方が多いですが、実際は医師・看護師の順に年間被曝量が多く放射線技師は3番目です。
しかし、必ず放射線作業手当がつきます。
また透析業務に関わる場合、月5,000〜20,000円程度の手当が付き、そこに当直業務や夜勤手当等も加算されます。
➂臨床検査技師
・そこそこな年収
2019年の臨床検査技師の平均年収は461万2200円でした。
(平均月収:31万1400円 ボーナス:87万5400円)
女性:445万3300円(平均月収:29万8900円 ボーナス:86万6500円)
若いうちはそこまでよい収入が得られなくても、長く働き続けることで確実な昇給が期待できます。
・公的機関で働くことができる
臨床検査技師の勤務先は多岐にわたります。
病院・クリニックなどの医療機関のほか、検査を専門に扱う臨床検査センター、予防医学センター、あるいは民間の製薬会社や医療機器メーカーなどでも求人が出ています。
さらに、公務員の立場で公立病院や保健所などで勤務する人もおり、福利厚生は充実しています。
・将来性はやや不安
医療の発展とともに臨床検査関連の新たな高性能機器が次々登場し、臨床検査技師のニーズは少しずつ減少しています。
検査機器だけで対応できる業務も増え、ニーズ現象とともに年収も右肩下がりです。
まとめ
療法士を続けても、未来は暗いと考えているのなら共通基礎課程の導入が決定した時には他の職種にキャリアチェンジをしても良いかもしれません。
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