こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
働き方改革が進むなか、「管理職になりたくない」と考える会社員たちが増えています。
それは医療・福祉業界のセラピストも同様です。
多くの場合、割に合わないと感じているスタッフが多いようです。
今回は、昨今の会社員の昇進事情をセラピストに当てはめて解説します。
管理職になりたくないセラピストが増加している現状
昇進を希望しないスタッフの増加
2020年3月のマンパワーの調査によれば、一般企業の正社員20~50代男女400人の8割超が「管理職になりたくない」と回答しました。
年代別で「管理職になりたい人」は、
20代(28.0%)、30代(23.0%)が最も多く、
男女別では、女性は男性より低い傾向で、とくに30代では男性(30.0%)に対して女性(16.0%)と約半分でした。

また、厚生労働省の調査結果では男性の一般従業員の場合、4割程度が出世しなくて良いと回答しています。
女性の場合は、7割程度が出世は不要と回答しています。
管理職になりたくない理由
➀仕事にやりがいを感じない
出世したくないスタッフは、そもそも仕事にやりがいを感じていません。
厚生労働省の調査では、やりがいと昇進意欲に関連性があると指摘しています。

逆に仕事にやりがいと感じている人は、出世意欲も高いです。
つまり多くのスタッフは今の仕事にやりがいを見つけられないから、出世もしたくないのです。
➁マネジメント業務(管理業務)をしたくない
管理職に出世することで今までとは違った仕事をするようになります。
部下の管理や成果の管理以外にも社内調整や書類の管理と言ったあまり好む人が少ないような仕事もこなさなければならないことも増えてきます。
そのため、入社した時には自分の希望する仕事ができていても出世することでやりたくない管理職独自の仕事もしなければならなくなると言った理由から出世を望まない人が多いです。
➂専門スキルが下がる
出世し管理することが仕事になることで臨床現場などの専門的な業務を行う現場から離れやすい傾向にあります。
そういった業務が長く続けば変化していく技術についていけなくなってしまう可能性が増えてきます。
特に我々セラピストなどの医療技術職などは数年でその手法などが大きく変わることもあり、
10年も離れればもはや臨床に戻ることができなくなってしまう可能性があります。
そのため、出世し現場から離れることでスキルが伸びないばかりか、世間的に見た時にスキルが下がってしまうなどの理由から出世を望まない人が多いのです。
➃残業時間が増える
会社や職種などによっては管理職になることで残業が今まで以上に増えてしまうことが多々あります。
場合によっては休日も返上して業務に当たらなければならないことも起きてくる可能性があります。
仕事とプライベートの境界線が不明瞭となり、プライベートが削られてしまう可能性が増えると言った理由から出世を望まない人も増えています。
➄ストレスが溜まる
責任や人間関係などからストレスが溜まりやすい傾向にあることが理由で管理職に出世したくないと感じる若手社員も多くなります。
管理職となり部下を持つようになれば上司と部下に挟まれる中間管理職となりストレスが溜まりやすくなると考える人も多くいます。
中間管理職の苦悩についてはこちら

➅昇進したのに収入が逆に減る可能性がある
一定以上の管理職以上になると月給制から年俸制などの給与体系に変化し、労働基準法の観点からも会社側は残業代を支給する必要がなくなります。
そのため、管理職としての役職手当よりも残業代の方が高い場合、実質的に減給となると言った理由から管理職への出世を望まない社員も多くいます。
会社員の本音は?
SMBCコンシューマーファイナンスの調査では
【管理職になるなら、給料はいくら欲しいですか?】という質問をしました。

結果は、半数以上の方が900万円くらい貰わないと管理職はやりたくないと言っています。
また5人に1人が「年収がどんなに多くても管理職をしたいと思えない」と回答しています。
このことからも管理職=やりたくない仕事というイメージが定着しています。
これからの会社員はどうすればよいのか?
管理職になっても責任が増えるだけで、いっこうに収入は増えません。
そんな時代に私達がすべきことは副業です。
副業をやるべき理由は以下です。
副業についての記事はこちらから

副業が職場にバレないか不安な方はこちら

まとめ
昇進しても、やりがい搾取を行ないリスクしか押し付けない社会では、何年頑張っても幸せにはなりません。
そんな中で副業は自分の人生を変える方法の一つであると言えます。
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