こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
皆様、医療機関に勤務している時に『こんなに頑張ったのに給料が変わらない』『あいつはサボっているのに同じ待遇なのは納得いかない』と思ったことはないでしょうか?
その根本の原因は、日本の人事評価システムが年功序列制を採用しているからです。
しかし、昨今は働かない管理職をリストラする企業や年功序列を撤廃し、同一労働同一賃金を導入する企業が増えています。
今回は、業務の成果によって人事評価を行ない、報酬や人事を決定する成果主義について解説します。
セラピストの年功序列についてはこちらの記事で解説
転職で成果主義の会社を選ぶ理由
成果主義とは?
スタッフの各々の職域における、成果に応じて給与や待遇が決定される人事方針のことをいいます。
仕事で成果を出すことができれば給与アップや昇進の根拠となり、逆に成果を出すことができなければ、現状維持か、場合によっては降格や給与ダウンの根拠となる制度です。
これまで日本では、企業に勤めている年数が長ければ長いほど待遇が良くなっていく、年功序列・終身雇用制の人事制度が主流でした。
しかし、バブル経済の崩壊や、近年のリーマンショックなどの影響により、企業の利益に確実に貢献できる人材を優遇する必要が生じました。
そのため、成果主義が人事・賃金制度として導入されるようになったのです。
大手企業も続々年功序列の撤廃に動いています。
成果主義のメリット
➀労働意欲が向上する
成果主義の下では、企業に勤める者の年齢や勤続年数、学歴やそれまでの経験は評価の対象とはなりません。
仮にそういった要素を評価の対象としても、人事評価への影響は極わずかとなります。
仕事で成果を上げることが給与アップや昇進のきっかけとなるため、若い世代の労働意欲の向上に寄与する制度であることは間違いありません。
似ている評価制度
➁年功序列に縛られない
これまでの日本の人事評価制度は年功序列がメインでした。
この制度では、周囲に比べて成果を出せないスタッフがいても、相対的に勤続年数が長いだけで昇進していた現状課題がありました。
そのため、年齢だけを重ねた働かない窓際社員や、部下に仕事を丸投げするだけの管理職などが生まれる原因になっていたのです。
結果、成果を出している有能な若手社員にとっては不満の原因でした。
事実、年功序列を是としている企業から優秀なスタッフが流出し、成果主義を採用している企業に流れていく、というケースが後を絶たなくなりました。
このため、優秀な人材を確保するために、年功序列のシステムから脱却し、成果主義へとシフトする企業が増えているのです。
➂収入が青天井となりやすい【人件費削減】
多くの企業が、年功序列から成果主義に切り替えた大きな理由として、人件費の無駄をなくせるという点があります。
それによって、人件費の適正な配分が実現できます。
➃ピーターの法則を回避できる
例えると、治療技術が優れたセラピストであっても、管理職としてマネジメントを行なうようになると昇進後の地位において必要な職務遂行能力がなかった場合には、人材はそれ以上昇格することなく、無能化する。
適材適所という言葉の通り、昇進がなくても給与という対価で支払われるため組織の無能化を回避できます。
セラピストはどうすればいいのか
医療機関等は未だに年功序列制を継続している職場がほとんどです。
しかし、医療従事者程、同一労働同一賃金が当てはまる職種はありません。なぜなら、主な収益の殆どが診療報酬によって決められているからです。
誰がいくら1ヶ月に売り上げを上げたのかを客観的に表すことができます。
将来的には一部の管理職を除き、平社員のセラピストは売り上げの〇%が給与です。と言われる時代が来るかもしれません。
そして、成果主義の恩恵を受けられる職場が訪問看護によるリハビリ分野です。
訪問看護が成果主義と言える理由
訪問看護ステーションによってインセンティブを設定している事業所があります。
これは、月〇件以上で〇〇円が追加で給与として支給される仕組みです。
つまり、1ヶ月件数を回れば回るほど自分の収入を上げることができ部分的に成果主義の恩恵に与ることが出来るのです。
詳しくはこちら
転職はエージェントを利用してインセンティブ制を取り入れているかなどの内部情報を収集しましょう。
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