株式投資の格言に一つに『同じ籠に卵を盛ってはいけない』というものがあります。
インデックス投資は広く分散の利いた投資が可能です。
しかし、一つ間違えると暴落局面で大失敗する可能性があります。
インデックス投資ってどんな投資?という方はこの記事からどうぞ(‘ω’)ノ

今回は本当の分散投資とはなんなのかということを正しく理解しましょう。
まずは結論
・分散投資をするのであればゴールド(金)をポートフォリオに組み入れるべし
・国債も金融緩和の影響により分散投資になり得ない
・ゴールド(金)以外の金融商品の多くが暴落局面に同じ値動きをする
あなたの分散投資を正しく理解しているか?
分散投資とは?
株式投資で注意するリスクとは
➁為替変動リスク
の2つしかありません。
この2つのリスクに対して分散投資を行なうべきです。
では、これらのリスクを最小限に抑える分散投資をする際は、
何に注意して投資を行なえばいいのでしょうか?
分散投資を行なうために重要な指標
分散投資をするならばこの2つが最も重要です。
➁標準偏差
前編は相関係数について解説します。
相関係数とは?
このことから何が言えるのかというと
という事です。
相関関係図で確認しよう
相関係数の一覧表です。
計算期間は2008年3月~2019年12月です。
国内のものは円で、海外のものはドルで計算されています。
表の見方
相関係数は+1.0~-1.0で表すことができます。
正の相関を表す場合、+1.0に近ければ近い程、両者は同じ方向に動くということ。
負の相関を表す場合、-1.0に近ければ近い程、両者は反対の動きをするということ。
【投資塾】より引用
相関関係図からわかること
つまりこれらの株式でポートフォリオを組んでいる方は分散投資になっていないということです。
金利が下がると債券価格は上がります。
金融緩和が施行されたことにより過去10年間は株式と同じ値動きをしてしまっています。
これは逆の値動きをするということです。
本当の分散投資とは?
この表からわかる通り、
本当の意味での分散投資を行なうためにはゴールド(金)に投資を行なうことが推奨されるということです。
ゴールド(金)は全ての項目で『ほとんど相関がない』もしくは『負の相関がある』となっています。
つまり、投資先の暴落局面においてもほとんど影響を受けないもしくは逆の値動きをする可能性が高いということです。
また、ゴールド(金)以外は全て『正の相関』もしくは『強い正の相関』のため、暴落局面においては同じような値動きをしてしまう可能性があります。
見やすく比較してみよう
米国株式・先進国株式・全世界株式のチャートです。
全て強い正の相関を表すものです。
見てわかる通り、全て同じような値動きをしています。
しかし、ゴールド(金)のチャートを確認すると全く逆の値動きをしています。
これが負の相関を表しています。
まとめ
昨今は初心者でも手軽に投資が行なえるようになりました。
しかし、知識による武装は必要です。
分散投資に見えて暴落局面で同じ値動きをするポートフォリオを組んでいる人は
アセットアロケーション(資産分配)をした方が良いでしょう。
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