こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
リハビリテーション業界では、様々なスキルアップ資格があります。
そして同時に、自己研鑽と言って多くの資格を持つ資格マニアのようなセラピストも存在します。
しかし、多くの資格を持っているだけのセラピストは間違いなく資格貧乏になり、
この先のリハビリテーション業界は生き残れません。
今回は資格ビジネスと資格貧乏のセラピストになってしまう理由を解説します。
セラピストが陥りやすい資格貧乏の罠
資格取得は学習効率が良い
スキルアップのための資格の勉強は、関連する知識が体系的にまとめられています。
そのため、資格取得を目指すだけで結果的に知識・技術を得やすい形となっており、
資格を取得して終了してしまう人が多いのです。
そもそも協会・学会は資格の運営に失敗している
国家資格である理学療法士・作業療法士は将来的な需要と供給を考えても需給バランスを見誤っています。
現時点で飽和状態なだけで、今後人口増加が見込まれて需要が増えるなら良いのですが、
今後も供給量が需要を上回り続け、さらに診療報酬の減算も考えられます。
リハビリテーション業界は、かなり困難な状況を迎えていると言っても良いでしょう。
しかし、これはセラピストに限ったことではなく、様々な職種でも見られます。
上記の資格はセラピストと同様に完全に国が需給バランスを見誤ってます。
スキルアップのための資格を取得する前に、
そもそもその専門職種が飽和し、今もワーキングプア状態が続いている現状ではないかを知る必要があります。
理学療法士・作業療法士資格を人生の主軸に据えるのはリスクとリターンが見合わない場合も大いに考えられます。
結局は資格に頼ってしまい差別化ができない
セラピストがスキルアップ資格を目指す理由は
多くの方は➀、➁である場合がほとんどです。
しかし、実際は規制産業の枠組みにハマろうとしているだけで、結果的にコモディティ化します。
つまり、セラピストとしての資格の中で小さな差が生まれるだけで、
他者から見ると差別化できていない一般的な商品になってしまうのです。
同じセラピスト同士でしか理解できない資格を第三者が理解できるわけもなく資格の体を成していません。
心理的に撤退がしにくい
資格を取得するのには、時間も費用もかかります。
セラピストのスキルアップ資格の場合、多くは年に1回の認定テストに約1年をかけて講習会や講義に出席しなければならず、時間と金を消費します。
これだけの時間と費用をかけて取得するわけですから、もし「稼げない」となった場合でも
- なんとかこの知識を活かした仕事をしたい
- もっと頑張ればなんとかなるはずだ
「これだけ頑張って取得したのだから」という思いに囚われてしまうわけです。
資格だけではリハビリテーション業界は生き残れない
資格マニアになっても、今後、リハビリテーション業界は生き残れない可能性が高いです。
しかし、転職のためや将来的に別の大きな目標がある場合はという理由なら、価値のある資格もあります。
まとめ:資格を取得したその先を見据えること
資格に縛られてしまうことで、セラピストは視野が狭くなってしまいがちです。
自分の将来のために資格を方法をうまく考え、リハビリテーション関係の資格だけがスキルアップではないことを念頭に置いて取り組んでいきましょう。
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