こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
理学療法士・作業療法士として3年目までに知っておいてほしいことを解説します。
セラピストとして3年目という区切りは非常に重要です。
しかし、知ってほしいのはリハビリテーションについてだけではありません。
働き方・お金に関する知識・職種の傾向etc.多くのことがあるのです。
【ゆとりPT版】セラピストとして3年目までに知ってほしいこと
①中医協や厚生労働省が発表する制度や改定内容常に意識する
中医協とは、中央社会保険医療協議会のことです。
ここでは、日本の健康保険制度や診療報酬の改定などについて審議され、厚生労働相の諮問機関となります。
セラピスト3年目では、診療報酬や制度改定についてまで頭が回りません。
しかし、医療従事者のお給料の大部分は、我々が納める税金(保険料)から支払われます。その財布の紐を握っているのが中医協や厚生労働省となるため非常に重要です。
つまり、ルールを決める側の考えを知ることで、国が医療・介護分野をどのような方向に舵を切っていきたいのかがわかります。
常に中医協の議事録や診療報酬改定内容には目を通すようにしましょう。
②iDeCo・NISAを始めて資産形成を知ろう
療法士の退職金事情は知っているでしょうか?
企業病院や公的病院で働かない限り、民間医療機関の退職金は思っているより少額です。
厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」によると、理学療法士も含めた医療・福祉業界の退職金支給率は87.3%です。
勤務している会社における退職金の有無は、就業規則や退職金規定を確認し、自分が何年勤めたらいくら退職金が貰えるのかを知っておきましょう。
もし、定年間近に退職金が少ないことが判明すれば老後資金問題となります。
例えば、勤め先の医療機関が60歳定年とするならば、現在の年金支給開始年齢は65歳からです。
この5年間は無収入で生活をしなければなりません。そして自分の生活費が一体いくらかかるのかを把握する必要もあります。
そのためにも、若いうちからの資産形成は知って損はないのです。
iDeCoやNISAについてはこちらの記事
③セカンドキャリアについて常に考えよう
まだ療法士として働き始めて3年以内なのに、もうセカンドキャリア?と思う方が多いはず。
2018年の「第2回 理学療法士・作業療法士需給分科会」によると平均離職率は医療で10.2%となっており、
また、理学療法士の平均勤続年数は6.3年です。つまり、多くの方は勤続10年することなく退職される方が多いのです。
理学療法士は平均年齢が31.8歳で、全体的な年齢層としては20代の割合が多くなっています。
そのため、理学療法士以外の道に進むことができる可能性も十分に考えられます。
国家資格の最大の強みは、一度職場を離れても復職がしやすいことだからです。
だからこそ一度、違う経験をすることも良いでしょう。
一度は医療機関勤務のリハビリ分野以外の世界に飛び込み、一般企業へのチャレンジも探っていくことも必要です。
その場合、「どんな仕事をしたいか」をきちんと考え、情報収集しましょう。
④リハビリ市場の動向を定期的に調べよう
理学療法士を続けるにしても、わざわざ同じ医療機関で働き続ける必要はありません。
常に自分が活躍して働ける場所を探すために、リハビリ市場の動向を定期的にチェックしましょう。
時期によって急性期・回復期・生活期で求人数に差があります。
年収だけで見るのであれば医療分野より介護分野の方が給与が高い傾向にあります。
また、事業規模別で見ても労働者の少ない事業所の給与が一番高くなっています。
その差、約27万円です。(月2万円以上)
これは、診療報酬改定にも左右されるため➀と併せてチェックし、確認は転職エージェントから情報収集を行なうと計画的です。
リハビリ転職市場の動向を聞くだけならリスクゼロです。
⑤税金・労働法などの仕組みを知ろう
3年目までは、仕事に対してがむしゃらになり頑張ります。しかし、その勤務先の常識が社会の常識とは限りません。
これら全て、労働基準法やお金の基礎知識があれば、「おかしいぞ?」と気付くことができるかも知れません。
そして正しい方法で、正式に抗議し交渉することができるのです。
3年目はリハビリテーションの知識・技術の向上と同時にお金や労働に対する知識もアップデートしましょう。
まとめ
3年目までにリハビリテーションの勉強と併せて以下のことを学んでいきましょう。
また、このブログでは上記のすべてを網羅し発信しています。
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