こんちにわ(‘ω’)ノ ゆとりPTです。
Twitterで反響が大きかったので、セラピスト業界における年功序列制を
掘り下げることにします。
セラピストこそ年功序列を廃止すべき。
経験年数を積んで役職にもついてないセラピストは新人と比較しても取得単位数はほぼ同じ。
しかし、給料やボーナスは上。
売り上げは同じなのに若いからという理由で労働の対価に差をつけている。
若いセラピストが稼いだ収益は年寄りセラピストに貢がれている。— ゆとりの理学療法士 (@CtHlfQJOej2lPxw) June 24, 2020
まずは結論
・セラピストを始めとする医療業界も例外ではない。
・年功序列制➡同一労働同一賃金への移行
・現在の20分1単位〇〇円の制度が続く限り出来高制に移行する可能性が高い
・経験年数のみの知識やスキルのないセラピストはお役御免となる
セラピストににおける年功序列制の今後とは?
年功序列とは?
Wikipediaより
セラピストにとって年功序列制が不利な理由
➀経験年数や技術・知識に関わらず1単位あたりのリハビリ単価が同じ
医療保険・介護保険のリハビリテーション料は、基本的に20分1単位〇〇円
という形になっています。
これは、どんなに知識・技術を持つゴッドハンドのセラピストが治療を行なったとしても
1年目の新人が行なった治療と同じ値段になるという事です。
つまり、収益を上げる方法が「1単位当たりの単価を上げる」ということが出来ず、
単位数を多くとるしかない。ということです。
例えば
1年目で週108単位を取るA君と20年目で週108単位取るBさんは同じ売上げです。
しかし、年功序列制を適用され給料やボーナスには差が生じます。
これでは、A君はBさんと同等の働きをしているのに不公平です。
これが年功序列制のデメリットである
と言われる所以です。
➁管理職の席を狙うのは狭き門
では、Bさんが管理職として運営や他のセラピストのマネジメントを行なう立場であれば問題は解決です。
しかし、簡単ではありません。
運営やマネジメントを行なう管理職(室長や科長)は数人で十分であり大人数は必要ではありません。
Bさんのように経験年数を積んだセラピストを全て管理職にしていては現場が回りません。
自動的に出世競争が起こります。
➂実際のセラピスト業界の現状
上記の話から、管理職のポストは少数、多数の若手セラピストという形になります。
つまり在籍するセラピストの年齢層はピラミッド型になっています。
臨床現場でも、『〇〇病棟配属は2年目以降』、『呼吸・心臓の循環器リハの実施は3年目以降』など経験年数によって業務を振り分けている病院が多くあります。
研修会でも参加要件に4年目以上など条件を課しているものがあり、
経験年数によって学ぶ機会を失っている側面があります。
また、転職時も経験年数による選考が当たり前に行なわれており年功序列制は根深く刻み込まれています。
日本の企業ではどうなのか?
2015年のAll Aboutの記事より
既に大企業では終身雇用・年功序列制の崩壊を迎えていたのです。
これからセラピストはどうすればよい?
20~40歳代の若い世代のセラピストは、必ず理学・作業・言語療法以外のプラスαのスキルを身につける必要があります。
時間は有限ですので効率よくスキルアップしましょう(‘ω’)ノ
また、年功序列制ではなく成果によって正当な人事評価を採用している医療機関への転職をおすすめします。
医療機関の人事評価内容は転職エージェント経由で情報収集をしましょう。

病院や企業から必要とされるスキルであったり、療法士以外の収入源を確保する副業を検討することです。

まとめ
将来的には日本の病院の赤字経営も重なり、日本を象徴する大企業が年功序列廃止を打ち出したことで、今後は、医療業界にも年功序列撤廃の波が訪れるはずです。
その時に生き残れるセラピストになることができるのは、今から行動した者だけです(‘ω’)ノ
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