どうも(‘ω’)ノゆとりPTです。
理学療法士を始めとするセラピストの資格を取得した時、
自分は股関節を専門に診るセラピストになる!というスペシャリストになる目標がありました。
この記事ではスペシャリストとジェネラリストのどちらを目指すべきかという疑問に
実際はどちらを目指すべきなのか、将来性や有用性を鑑みて比較していきます。
療法士業界で意味するジェネラリスト「幅広い疾患・部位をみることができる人」といった意味合いではなく、
ジェネラリストの語源である「general」という本来の意味から「幅広い分野・領域に見識が深く、それぞれの専門家を指揮して全体を統率できる人」という意味で比較します。
スペシャリストとジェネラリストのどちらを目指すべきか?
ジェネラリストとは?
「幅広い分野・領域に見識が深く、それぞれの専門家を指揮して全体を統率できる人」
ビジネスシーンでいうならば、プロデューサーやマネージャー、経営層、総務などがジェネラリストに当たります。いわば、管理が主な仕事です。
スペシャリストとは?
ある特定の分野において突出した知識や技術、経験を持つ人材を指します。
出世の観点から比較
・主任や科長などある程度出世するのであればスペシャリストの方が早い。
【スペシャリスト】
特定分野に関する深い知識、優れた技術、臨床経験を必要とし、経験を重ねれば重ねるほど、実力がつき、周りに認められ出世しやすいといえます。
例えば、治療成績がトップで優秀なセラピストがいれば、その分野での出世がしやすくなります。
ただ、スペシャリストとして優秀なことが、人事管理に優れていると必ずしも言えません。
スペシャリストの中には、個人プレーは得意でもチームプレーは苦手という人が少なくないため、
出世しても主任や課長などの補佐止まりであることが多い傾向にあります。
【ジェネラリスト】
広範で豊富な知識に基づき、現場を監督したりマネジメントを行ったりするのが主な役割です。
全体を統括しなければならずリハビリテーション科として上層部までの出世が見込めるといえます。
ゼネラリストとして人事や総合的な運営の知識、経験が必要になります。
ただ、優秀なゼネラリストになる道は簡単ではありません。
・ジェネラリストはマネジメントや経営・運営、あらゆる分野の基礎知識が必要
また、肝心のマネジメント技術に長けていなければなりません。
その人の性格や考え方、人格なども重要となってくるのです。
転職に有利なのは?
スペシャリストは転職に有利と言えます。
スペシャリストは個人でも一定水準以上の仕事ができるスキルを身につけているため、独立・転職が容易です。
また、〇〇分野が得意です!と客観的な職能をはっきり示すことができるため、転職にも有利と言えます。
転職に有利なセラピスト資格は以下の記事を参照(‘ω’)ノ
自分の腕一本で食べていける自信のあるセラピストは、スペシャリストからフリーランスとして独立しやすいです。
フリーランスは自分の技術や知識を売って生計を立てるので、技術の高いスペシャリストならば独立しても食べていけるでしょう。
セラピストが独立開業する時の注意点は以下の記事を参照(‘ω’)ノ
逆にジェネラリストは転職に不利な場合があります。
ゼネラリストは転職時、マネジメントという客観的な評価が難しい分野を担っているため、転職したいと考えたときに困難な可能性があります。
実績を客観的に発表できない場合、もしかしたら、転職時に大幅な年収減となってしまうかもしれません。
フリーランスとして独立する場合はセラピストとしてではなく
経営者として起業して幅広い知識を活かすことを考えた方が現実的です。
転職はキャリアアドバイザーに相談し客観的に市場価値を把握しましょう。
どちらを目指すのがよいのか?
目的によって異なります。
・上層部への出世を目指すならジェネラリストとして成功するのが近道です。
将来、どんな道を歩みたいのか、夢を描きながら選びましょう。
セラピストのキャリアデザインについてはこちら(‘ω’)ノ
まとめ
スペシャリストとジェネラリストを目指しながらキャリアアップを行なう正攻法は
➁自分が長く勤めてもよいと考える企業や病院に転職する
➂転職後はジェネラリストを目指しマネジメントや運営を学ぶ
➃様々な分野の知識やマネジメント技術を磨き総合管理職を目指す
病院勤務セラピストの一番効率の良いキャリアアップであると考えます。(^^)/
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