【ラーメン発見伝】のセリフだけは時折SNSで話題になります。
その名言を放つのが登場人物の芹沢達也です。この的確な指摘と存在感で主人公を苦しめます。
しかし、その名言一つひとつは的確に相手の失策を指摘し副業をビジネスとして行なう理学療法士達にも通じるところがあります。
今回は、理学療法士の人生や副業にも役立つ漫画の名言【ラーメン発見伝】を解説します。
理学療法士の人生や副業に役立つ漫画の名言【ラーメン発見伝】
ラーメン発見伝とは?
ラーメンを題材としたグルメ漫画です。
しかし、単なる“おいしいラーメン”を製作することを重視せず、
むしろ味を追求しただけの“おいしいラーメン”には材料費などの「コスト」、回転率や常に提供できるか、
客の心情という「サービス」などの経営・営業としてのビジネスマーケティングを主観に描かれているビジネスグルメ漫画です。
名言①奴らはラーメンを喰ってるんじゃない情報を食ってるんだ
このセリフの本質は『世の中の9割以上の人はモノの良し悪しなんかわからない』ということです。
ほとんどの人が何故もっともらしく良いと評価しているかと言えば他人からの情報で判断しているからです。
有名な名医を受診したり、高額な自費リハビリの施術を受けに来る客も、名医がいるという情報を頼りに来院し満足して評価しているのです。
そのような良し悪しがわからない相手に対して、どんなマーケティングが有効かを提示を示し、商売するにはどんな戦略が一番なのかを痛烈に伝える名言です。
名言②いいものなら売れるなどというナイーヴな考え方は捨てろ
状況が悪くても、良いものを作り続ければお客はわかってくれるはず。なんて楽観的な考えはビジネスでは御法度です。
理学療法士も職人気質が多く、心のどこかで良い治療を行なえば認められると思っています。
「売れてるものが良いものなら、世界一うまいラーメンはカップラーメンだ。」と言ったミュージシャンがいました。
本当に良いものであれば、それを世に知らしめるマーケティング戦略は絶対に欠かせません。
つまり、何もせずただ己を磨いているだけでは悪いものとなんら変わりはないということです。
ビジネスにおけるマーケティングの重要性がわかる名言です。
名言③「金を払う」とは仕事に責任を負わせること、「金を貰う」とは仕事に責任を負うということだ
ネット上でラーメン発見伝が有名になった名言の1つです。
貴重な経験やスキルアップなどで対価を曖昧いしようとするやりがい搾取な勤務先の特徴がありますが、
ビジネスはお互いに責任を背負うからこそ成り立ちます。
相応の対価がないボランティアでは、継続性がなく長期的に見るとモチベーションの低下を招きます。
年功序列で給料が一緒なら頑張らない方が得だという日本社会の歪みに一石を投じている名言です。
名言④オマエには本当に作りたいラーメンがないんだよ
このセリフの本質は『与えられた課題に対して答えは出せるが、自ら問題を見つけ解決する能力はない』ということです。
平社員は、言われたことだけをこなす一方で、
本当に優秀な人とは自分で問題やテーマを見つけ、解決できる能力があることです。
本当の優秀な人とは何なのか?を如実に表しています。
まとめ
どれもビジネスとは何なのか?とビジネスの本質を考えさせられます。
皆さまも漫画や小説、ドラマ等で感銘を受けたシーンや名言などあったら教えてください。
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