こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
医療機関での働きは一般企業と比較して生産性・効率性ともに劣っていると感じます。
以前のYouTubeチャンネル『リベラルアーツ大学』で紹介されていた組織破壊マニュアル「サボタージュ・マニュアル」というものががありました。
この内容が医療従事者にも当てはまり過ぎていたので実際の医療現場と比較して紹介します。
なぜ医療機関に所属する医療従事者の組織活動や生産性が劣っているのかが判明します。
医療従事者の組織活動や生産性が劣っている理由
サボタージュマニュアルとは?
当時、敵国や占領下にある国に対して、 組織活動や生産性を妨害して弱体化 させるために米国が作成しました。
マニュアル➀重要ではない仕事に完璧さを要求せよ
医療従事者に置き換えると、院内発表や委員会等での資料作り、症例検討など口頭で補足すればカバーできる部分であっても
言葉の言い回しや表現の仕方、グラフの見やすさなどにこだわり修正➡再提出をさせる上司や指導者がいます。
マニュアル➁非生産的な部下に心地よいようにせよ
医療従事者の場合、完全な年功序列制を貫いている医療機関がほとんどであり、スタッフの優劣は昇進・ボーナスにはあまり関係ありません。
昇進に関しても役職者になるのは、部署で経験年数が高い順からというのは暗黙のルールとなっています。
マニュアル➂やるべき仕事がある時ほど会議を開催せよ
医療機関の場合、朝夕のミーティング・委員会会議・カンファレンス・個別の会議etc.と毎日何かしらの会議や集まりが入っています。
そして、特に議題がない時でも取り合えず集まり終了時間も決めずにダラダラと話してしまいします。
ICT化も進んでおらず院内でのオンライン会議等の導入は全く進んでいない状態です。
マニュアル➃前回の会議で決まった問題を蒸し返せ
医療従事者の場合、病棟や他のコメディカルで決めた内容を患者本人や上司、主治医の一言で振り出しに戻されることも珍しくありません。
振り出しに戻されると、また担当で会議をして決定し代案を上司や主治医にお伺いを立てなければなりません。
マニュアル➄許認可・指示・確認などあらゆる手続きを複雑化せよ
生産性を上げるためには、意思決定➡承認までを単純化しなければなりません。
しかし、医療機関の場合は医療行為の決定権をもつのは医師だけです。
全ての意思決定➡承認は医師を通さなければならず、医師に業務が一極集中してしまっており効率的ではありません。
患者に対して何らかの急を要する要件や状態の変化があっても、医師の指示がなければコメディカルは動くことができないのです。
効率化・生産性を上げるための対策
対策としては以下の2つです。順に説明しましょう。
➁組織を替える
➀組織の仕組みを変える
仕組みを変えるのは非常に長く困難な道のりです。
医療機関の場合、一般企業などとは違い役職者が経営ノウハウや経理・人事のコストパフォーマンスなどの知識を有していないことが多いためです。
医療機関の役職者は医療従事者であり、医療方面の知識と経験さえ豊富であれば昇進してしまうのが問題です。
➁組織を替える
多くの場合は➁組織を変えるを選択する方がよいでしょう。
まさに『置かれた場所で咲くのではなく、咲ける場所に動く』ことが重要です。
組織の仕組みを変えるには途方もない時間と労力がかかるかも知れませんが、『➁組織を替える』ならば、最小限の労力と時間で大きなリターンを望めるかも知れません。
転職は転職エージェントを使うと情報収集が更に効率的に行なえます。
今回参考にさせて頂いたYouTubeチャンネル「リベラルアーツ大学」はこちら
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