こんにちわ(‘ω’)ノゆとりPTです。
医療は日進月歩で変化しています。
そしてセラピストもその変化についていく為に一生勉強が必要だ。と偉い先生方は仰ります。
しかし、実際にはリハビリテーションに関する自己研鑽は止めるもしくは減らしていくタイミングがあります。
今回は、セラピストの人生を考えた上で自己研鑽を減らす・辞めるタイミングを解説します。
セラピストの自己研鑽を減らす・辞めるタイミング
まずは結論から
なぜ自己研鑽を減らしていく・辞める必要があるのか?
端的に言えば『収入に直結しないため』です。
例えば、数十万円~数百万円の講習会のコースや情報商材を購入し数カ月~数年、もしかしたら数十年にわたり、素晴らしい技術を磨いたと仮定します。
典型的な年功序列病院や診療報酬が一律同一賃金では年収は全く増えないということが実際にはあります。
技術・知識は高く結果も出しているのに経験年数が5年上の、特に自己研鑽していない先輩の年収を越せないなんてことも普通です。
つまり収入に直結しないことに大切な時間とお金を浪費していることになるのです。
20代はリハビリ関連の自己研鑽・自己投資に充てるべき
しかし、では自己研鑽を最初からしない!というわけではありません。
特に20代の自己研鑽・自己投資は非常に重要です。
➀20代は活力・意欲・記憶力ともにピーク
20歳代の若者は新しく覚えたことを即座に吸収できます。
これが30~40歳代では頭から抜け落ちていくスピードも違います。
正しい知識や技術を修得するのは20代のうちが圧倒的に効率が良いのです。
➁時間があり、勉強に集中できる環境がある
20代はまだ実家に住んでいたり、1人暮らしの場合が多い傾向にあります。
つまり勉強時間や自由な時間を確保することが安易に可能になるという事です。
同棲・結婚や出産を終え家族が増えると、時間確保が容易ではありません。
20代の時にスケジュール管理を徹底し時間を捻出しましょう。
➂30歳代の転職を見据える準備期間のため
多くの社会人は30歳前後を起点として転職を考えます。
そのため、転職するにしても医療・福祉業界で必要な人材になる必要があります。
転職市場ではある程度の知識・スキルを証明しなければなりません。
30歳代ではリハビリ関連の自己研鑽を減らし、他分野の勉強を始める
30歳代ではリハビリ関連の自己研鑽を徐々に減らし他分野の勉強を開始する必要があります。
➀転職者の平均年齢が31.7歳でありそれ以上では求人が激減するため
2007年7月~2019年6月の期間に、dodaエージェントサービスを利用して転職した20万人の“転職年齢”は男性平均32.6歳、女性平均29.8歳でした。
それ以上の年齢では求人が激減し採用確率も低下し、希望の職種・領域に就けない可能性も出てきます。
つまり、転職を見据えた自己研鑽は20代にしなければならないのです。
コロナ後の転職市場はエージェントを経由して確認しましょう
➁スペシャリストではなくジェネラリストを目指す方向にシフトするため
専門職であれば30歳代は、中堅となり主任などとして職場では活躍します。
しかし、それ以上の役職を目指すのであればジェネラリストを目指す必要があります。
勉強内容も、リハビリ関連からマネジメントやコンプライアンスなどの社会的なものに変わります。
➂守るべきものが増えてくるため
30歳代は結婚・出産・育児を迎える方が多くなります。
つまり、最初に述べた、収入に直結しない自己研鑽を重ねても家庭の足しにもなりません。
やりがいだけで仕事をする期間は20代で終わり、家族を守るために稼がなくてはなりません。
そのためにも収入に直結する知識を学びましょう。
つまり、副業を検討したり資産運用などのお金の勉強を始めることです。
リハビリ関連の自己研鑽を減らす・辞めないでよいケースもある
自己研鑽を続けるべき人は『リハビリ関連の自己研鑽が利益に直結する人』です。
上記の成果主義の中で働いている人などが当てはまります。
これらの人はリハビリテーションの最新の知識や技術が必要なため、常に情報をアップデートしなければなりません。
まとめ
一生リハビリテーションの勉強をしても認めてくれるのは職場の人間だけで
貴方の人生の責任は取ってくれません。
リハビリテーションの自己研鑽は必要ですが、年齢やライフステージによって
勉強内容の割合や方向性などは常に考えていきましょう。
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